皆様                                              2005.11.13
                         EEE会議代表 金子熊夫
 
近時、北朝鮮やイランの核問題を巡り、核拡散と原子力平和利用に関する一連の問題が国際的にクローズアップされております。一方で、去る5月には核不拡散条約(NPT)の再検討会議が事実上決裂に終わるなど、いろいろ憂慮すべき事態が進行しております。
 
こうした事態に直面して、核テロ防止条約、拡散防止計画(PSI)、兵器用核物質生産禁止(カットオフ)条約案などのほか、ブッシュ大統領やエルバラダイIAEA事務局長が提唱する「国際(多国間)核管理構想」や「核燃料バンク」構想など種々の対応策が盛んに議論されております。さらに足元のアジアでは、驚異的な原子力発電拡大計画を進める中国に加えて、東南アジアでもベトナム、インドネシアなど原発導入を目指す国々の動きが目立ってきております。
 
このような複雑多様な国際情勢の中で、日本は唯一の被爆国として核軍縮・核不拡散の重要性を対外的に訴え続けるとともに、他方で、世界第3位の原子力発電大国として、原子力平和利用を推進する立場にあり、かつ、自らのエネルギー安全保障の一環として核燃料サイクル政策の確立のために、絶えず最大限の努力をして行く必要があることは申すまでもありません。
 
そこで、新年(2006年)早々のEEE会議主催第50回講演・研究会では、外務省から核軍縮・不拡散、原子力その他科学技術問題を担当する部長(大使)を講師にお迎えして、以上のような最近の国際情勢についてお話を伺い、皆様とともに日本の今後の対応振りについて大いに議論していただきたいと存じます。つきましては、年初めで何かとご多用の時期ですが、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。
 
なお、当日は、講演・研究会終了後、引き続きささやかながら新年懇親会を開きたいと考えておりますので、こちらにも是非ご出席下さい。
 
                  記
 
1.日時: 2006年1月12日(木) 午後2〜4時
 
2.講師: 中根 猛氏(外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長、
                       NPT再検討会議日本政府代表・大使)
 
3.テーマ:「最近の核軍縮・不拡散問題、原子力問題を巡る国際的な動きと日本の対応」(仮題)
 
4.場所: 原子力発電技術機構(NUPEC)  会議室(6階)
        港区虎ノ門4-1-8 虎ノ門4丁目MTビル         
          Tel: 4512-2539(担当:高橋真代)
 
5.参加費:特別会員は無料、一般会員は2,000円。
      但し、新年懇親会にも出席される方は特別会員、一般会員とも別途1,000円プラス。
 
 
 
追って、当日出席を希望される方は、12月15日(木)までに下記のフォーマットによりお申し込み下さい。(送信先をお間違えないように)
非会員の方々も、今回に限り、特別のご要望があれば歓迎いたします。
 


 
 
 
[以下をcopy & pasteして、kaigi@eeecom.jp宛に送信してください]

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EEE会議主催第50回講演・研究会(06年1月12日、講師:中根 猛氏)に出席を希望します。

●ご氏名:

●員の種類:特別個人会員、特別法人会員、一般会員、非会員 
(該当しないものを削除)

●ご所属・肩書き(元職も適宜):

●Email address:

●新年懇親会にも出席します( )  しません( )  
 
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