皆様

今年は北半球では台風、洪水、ハリケーンが猛威を振るい、南半球では旱魃等による被害が目立ち、北極や南極では氷が予想以上のスピードで溶けつつあることが報告されるなど、地球温暖化の影響ではないかと思われる異常現象が世界各地でみられました。他方、長年未発効のままになっていた京都議定書は、漸く本年2月発効し、締約国は温暖化防止に向けて本格的に取り組み始めたかにみます。

そして、京都議定書発効後最初の地球温暖化防止会議(COP-11/MOP-1)が先週までカナダのモントリオールで開催されました。会議の最大の議題は、京都議定書の運用ルールの策定と議定書期限以後(2013年以降)の国際協力体制をいかに構築して行くかでしたが、最大の排出国である米国は相変わらず非協力的な態度に終始し、中国、インド等を含む開発途上国側もCO2等の削減義務を負うことには一貫して反対したようです。それでも最終日には「拘束力を持たない非公式な協議」の形で話し合いを続けて行くという最低限の線で何とか合意が成立したようです。

さて問題は、今後どのような方向に展開して行くかですが、我々としては、特に、今後の温暖化防止活動が各国のエネルギー問題にどのような影響を及ぼすかについて、強い関心を持たざるを得ません。

そこで、今回のモントリオール会議に日本政府代表団の一人として出席された経済産業省の担当者を講師に迎えて、会議の概要、今後の見通し、日本としての対応の仕方等についてお話を伺い、皆様と一緒に大いに議論をしてみたいと存じます。つきましては、以下の要領でEEE会議の第51回講演・研究会を開催いたしますので、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようご案内申し上げます。

                   記

1.日時: 2006年1月25日(水) 午後2〜4時

2.講師: 坂本 敏幸氏(経済産業省産業技術環境局地球環境対策室長)

3.テーマ:モントリオール会議の評価と「ポスト京都議定書」の行方、
      及び日本の今後の対応と課題

4.場所: 原子力発電技術機構(NUPEC)  会議室(6階)
        港区虎ノ門4-1-8 虎ノ門4丁目MTビル         
          Tel: 4512-2539(担当:酒井美智子)

追って、当日の会合に出席を希望される方は、下記フォーマットにより1月17日(火)までにお申し込み下さい。(送信先をお間違えないように)

なお、特別会員は参加費無料ですが、一般会員の方々には、いつもの通り、当日参加費として2,000円をお支払いいただきますので、予めご承知おき下さい。非会員は原則として参加できません。悪しからず。
 
 
 
 
[以下をcopy & pasteして、kaigi@eeecom.jp宛に送信して下さい]

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EEE会議主催第51回講演・研究会(06年1月25日、講師:坂本敏幸氏)に出席を希望します。

ご氏名:

会員の種類:特別個人会員、特別法人会員、一般会員 (該当しないものを削除)

ご所属・肩書き(元職も適宜):

Email address:

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