Subject: EEE会議(Re: 日本核武装論)
Date: Mon, 13 Jan 2003 17:13:06 +0900
From: "kkaneko" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位

標記のテーマについて、もう一つのご意見を紹介します。匿名希望氏から
のものです。
金子熊夫

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 米が一番気にしていることは、北朝鮮の核武装そのものではなく、それに
触発されて、日本が核武装することであり、それを阻止するために、
KEDOなどを組織してきたのだと聞いていたのですが、米国から、逆の
議論が出てくると、何が実相なのか迷うところです。
 そもそも、軽水炉で発電させることは、軽濃縮ウランを供給することであ
り、
もし、北朝鮮が、遠心法で高濃縮ウランを製造しようとするならば、天然ウラ

からよりも軽濃縮ウランからの方が飛躍的に楽になるはずなのに、KEDOを
設立する議論の際は、どうなっていたのでしょうか。

 日本の核武装論に関して、日本は産業レベル、人的レベルなどから、核武装

容易に可能であるとみられても、やむをえないと思います。
唯一の被爆国、憲法等を並べても、国内だけの論理で、説得力はありません。
まして、米の核の傘の基で、安全保障を確保していると言う大きな矛盾を
持っているのです。
 むしろ、核武装の能力はあるが、しないことを明言することで、日本の
プレゼンスを高めていく道をとるのが、現実的ではないかと思います。
もちろん、しないことの具体的な施策、例えば、透明性の確保、などを
充実させていくことは必要です。

 六ヶ所再処理工場について、いちゃもんをつけようとすれば、いかようにも
つけられますが、国策として、核武装をしないのだと言う方針の下に、建設、
運転することではないでしょうか。

<匿名希望>