Subject: EEE会議(Re:日露関係: 対露非核化協力
Date: Fri, 17 Jan 2003 22:36:35 +0900
From: "金子 熊夫" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位

標記の件に関する木村逸郎先生のコメントに関連して、次のようなメールを匿名希望
氏からいただきました。ご参考まで。わが国の対ロ原子力(非核化)協力のあり方に
ついては、小生自身もかねてから大いに問題ありと考えておりました。
金子熊夫

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木村先生の怒りに同感です。
IAEAのプロジェクトでも、特別供出金につき、日本はひも付き条件を求めていな
いと聞きます。理由はわかりません。最近、米国やフランスは条件を付けているそう
です。
旧ソの非核化支援の問題に関して、鈴木宗男事件を機に、ロシア、カザフスタン、ベ
ラルーシ、ウクライナの支援計画はストップになり、予算も凍結したままになってい
ると聞いています。従って、旧ソ連非核化支援事務局も、休眠状態になっているので
はないかと案じています。
今回の小泉総理の訪ロで、本件非核化支援計画が動き始めたのであれば、他の計画も
そろそろ動くのではないかと憶測します。
しかし、外務省の方は、国会対策に自信が無く、極めて腰が引けてしまっているよう
に思います。
なぜ、私がこのような事を気にするかと言いますのも、非核化支援計画の中にも、相
手国から保障措置(例、カザフ)や核物質防護(例、ベラルーシ)の改善計画が要請
されていると聞いています。2国間ベースが難しいのなら、IAEAを通じた多国間
ベースでもいいですから、日本のひも付き条件で実現に向けるという考え方が期待さ
れます。
川上事務局長のご意見を聞きたいものです。