Subject: EEE会議(日本のエネルギー政策など)
Date: Sun, 26 Jan 2003 10:27:34 +0900
From: "金子 熊夫" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位

このようなメールを比較的若いある友人(匿名希望)からいただきました
ので、ご参考までにお目にかけます。大変気宇壮大かつユニークな発想で、
小生はかなりの部分につき共感を覚えましたが、皆様はいかがでしょうか? 
反論、異論を歓迎いたします。
金子熊夫
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EEE会議を通じていただいた数多くのメール、大変興味深く読ませて
頂きました。私が心配なのはやはり日本が今の時代にどう生き残って
いくかですね。ちょっと話が大きくなりますが暗い話題が多い中、ちょっと
ぐらい夢見ても良いかと思い書いてみます。

まず今の中東にほとんど依存している石油の問題です。冷戦中は考えら
れなかったですが、サハリンの原油を買い付ける方策を立てる。これは
「日本は中東の石油を依存しているくせに、いざ危なくなると戦争にも
協力しない」といった批判に対して「じゃあ他を当たらせてもらいます」と
言える状況を作っておくこと。 私が納得できないのはアメリカの石油利権
確保のための戦争に自衛隊員が犠牲になるのはまっぴらだと言うことです。

それと核融合の技術開発に国を挙げて、官民一体となって取り組む。
日本は昔から資源の無い国だと言われてきました。しかし核融合炉が実
現すると、海に囲まれた日本は逆に大資源国になり、エネルギー問題解決
に大きな力になります。今までの核分裂の原発に比べて、半減期の比較的
短い放射性廃棄物なので安全性の面でもかなり有利になると思われます。

中国の問題。日本のODAが中国の軍拡そして武器輸出、他国への資金
援助に使われテロを支援することになるので、中国へのODAをやめる。
台湾をもっと大切にする。本当なら日台同盟でも結んで中国の軍事的脅威
に対抗しても良いはずです。

そしてインドともっと親密な関係を築く、これは中国の東方への膨張をくい
止めるのに絶対に必要だと思います。インドの日本びいきは有り難いで
すね。昭和天皇が崩御された時1週間に渡って喪に服してくれ たことは、
我々が忘れてはいけないと思います。またパール判事のご恩を忘れては
いけません。

中東のアフガンを初めとする諸国の沙漠緑化に国を挙げて取り組む。
日本を中心に、沙漠緑化を進めるチームを多国籍で作る。多国籍チーム
を保護するために自衛隊の派遣をする。「情けは人の為ならず」を実証
することです。これらの国に緑が戻り豊かになれば日本にとっても有益に
なるはずです。なぜなら「世界の幸せの為に活動している日本」VS 「自国
のエゴしか考えないアメリカ」という図式が出来上がり、国際世論を日本の
味方にしていくことも可能ではないかと考えます。そして環境問題の解決に
役立つと思います。