Subject: EEE会議(Re: もんじゅ判決について)
Date: Wed, 29 Jan 2003 13:31:02 +0900
From: "金子 熊夫" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位

標記のメール に対し、早速月刊「エネルギー」の山名編集長より、次のようなメー
ルをいただきました。 小生としても大いに関心のある事項であり、皆さんのご賛同
が得られるならば、当EEE会議で議論するのにもとより吝かではありません。 
なお、山名氏の呼びかけに応じてご意見を提出される方は、直接同氏宛てにメールさ
れ、そのコピーを当方にもお送りくだされば誠に幸いです。
金子熊夫

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 月刊エネルギー編集長の山名です。金子先生にご執筆願った緊急提言に対して、

骨のあるコメントが出てきたようですね。ネットで大いに議論していただきたいもの
です。

 ところで、ワシントンポストをはじめとする「日本核武装論」旋風もさることなが
ら、

月曜日に金沢から発射されたミサイルに打ちのめされています。

「借り物(安全基準を含む)をベースにした軽水炉と違い、

「自ら安全の根拠データを採って臨んだにもかかわらず…」と消沈し、

悪いシナリオばかりが浮かんでまいります。このミサイルは極めて多弾頭ですので、

着弾した人・場所において、それぞれシナリオを想定して行動していただいているも
のと

思われますが、まだ対策の大きな起動トルクは見られません。いま金子先生から

お送りいただいたメールによれば、敢えて議論はしないとのことですが、

当方、EEE会議のメンバー諸氏のお知恵を是非お借りしたいのですが…。

ご配信願えれば幸いです。お尋ねしたいのは、次の点です。



(1)高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の原子炉設置許可処分を無効とした名古屋高裁
金沢支部の判決を受け、「いま、○○は、○○を(どのように実施)しなければなら
ない」。(1000字以内)

(2)その他、「いま有効なご意見」をいただければ幸いです。(1000字以
内)



 ※ご意見の多くは月刊エネルギーに掲載したいと思っております。

  2月5日までにいただければ幸いです。

  金子先生経由でも結構ですが、当方のEメールアドレスは

      energy@jij.co.jp です。

  匿名ご希望の方は「匿名希望」とお書きください。

     ご氏名

     ご所属(役職)

     Eメールアドレス

     送本先(郵便番号)

     電話番号



-----Original Message-----
From: 金子 熊夫 [mailto:kkaneko@eagle.ocn.ne.jp]
Sent: Wednesday, January 29, 2003 12:25 PM
To: Undisclosed-Recipient:;@m-kg202p.ocn.ne.jp
Subject: EEE会議(もんじゅ判決について)


各位

「もんじゅ」行政訴訟控訴審判決に関しては、目下全国各方面で専門的な議論が行
われつつありますので、当EEE会議で敢えて議論するまでもないかと思いますが
(勿論ご希望があればこれを排除する気は全くありませんが)、念のために、小生自
身のとりあえずの考えを申し述べれば、次のとおりです。

すなわち、国の安全審査や設置許可処分に手続き上の問題があったと言われればそ
うなのかもしれません(この点、小生自身はまだ不勉強でよく理解しておりません
が)。 しかし、仮にそうであったとしても、@手続き上不備があったかどうかとい
うことと、A安全面で実際に重大な問題がありそれを見過ごしていたのかどうかは、
本来全く別問題であると思います。 裁判所がどれだけ安全面について独自の判断を
したのか、また、その判断基準が妥当なものであったかどうか、小生には俄かに判断
できませんが、どうも裁判所は@の点を一層重視したような印象を受けます。 であ
れば、この判決は妥当性を欠くもので、最高裁への上告は当然だろうと思います。

以上の卑見につき、もしご異論があれば、あるいは卑見に誤りがあれば、是非ご教
示ください。
金子熊夫