Subject: EEE会議(中国の自動車生産量:日本のエネルギー・環境問題への影響)
Date: Thu, 6 Feb 2003 22:27:43 +0900
From: "kkaneko" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位

将来の世界のエネルギー・環境問題を考えるとき、人口超大国・中国が最重要ファク
ターの1つであることは衆目の一致するところです。 その中国で今猛烈な勢いで
モータリゼーションが進んでおり、中国自動車産業の急成長を齎しています。今朝拙
宅(卓?)に舞い込んできた中国経済情報メールマガジンによれば、中国は2年後に
は世界第5位の自動車生産国になるそうです(詳細は下記のとおり)。このままの
ペースで行けば10年以内に米、西欧についで第3位になるのは明らかです。

しかし、このことは、半面で、中国の石油需要の急騰と温暖化ガス(CO2など)の
排出量の急増、いや、激増という深刻な状況を意味しますが、その結果、隣国日本の
エネルギー・環境問題にも近い将来重大な影響が出てくることは疑いありません。日
本人はこうしたことにちょっと無関心過ぎるのでは?
金子熊夫

*******************************************************

■中国 2004年には自動車生産で世界5位に■
 新華社サイト(新華網)の5日付情報によれば、国際的に有名なオランダの金
融コングロマリットINGはこのほど、アジアの自動車市場に関する調査報告を発
表、中国の自動車メーカーは現在、高速成長期にあり、2004年にはカナダ、スペ
インおよび韓国を上回り、世界の自動車生産国ベスト5に入るとの予測を明らか
にした。

 中国の年間自動車生産台数は、2000年が200万台で世界第11位、2002年には前
年比38.5%増で300万台を超えた。2002年の自動車生産量は、米国が1600万台、
西ヨーロッパは1700万台、日本580万台、韓国310万台だった。

 INGは、中国の個人収入レベルの向上、関税のさらなる引き下げ、外資による
直接投資および固定資産投資の大量出入にともない、自動車の需要はさらに増す
と予測。中国の自動車生産台数も、2003年には330万台に達し、2004年にはさら
に47%増加すると見ている。

 ING自動車市場アナリストである蘇国堅氏は、中国は世界的自動車生産大国と
なりつつある大きな原因の一つとして、世界の主要な自動車メーカーが続々と中
国本土への投資を行い、生産能力の拡大を進めていることが挙げられると指摘し
ている。


ソース: 「日刊 ネットチャイナニュース」 2003年02月06日発行(No.0112) 
http://www.netchina.co.jp/