Subject: EEE会議(原子力関係トピックス)
Date: Sat, 5 Apr 2003 22:40:58 +0900
From: "kkaneko" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位殿

最近の原子力関係ニューズ(東京の新聞には載っていない情報など)で重要なものを
いくつかご紹介します。今回の情報提供者は、「エネルギー問題に発言する会」の林
 勉氏で、同会のHPにも掲載されています。ご参考まで。
金子熊夫
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■ 国と東電には落差が」「一丁あがりではない」原発説明会で2首長 情報
提供者:林勉 Date:2003/04/02 (Wed)

新潟ニュース - 3月29日
 ◇運転再開へ道のり険しく
 トラブル隠し問題で停止した柏崎刈羽原発の運転再開に向け、国と東京電力が
行った住民説明会が28日までに終了した。両者の説明を、地元2市村の首長はどう
受け止めたのだろうか。
 「分かってもらおうとする努力に落差がある」。東電の住民説明会が終わった2
7日夜、西川正純・柏崎市長は、国への不満を隠さなかった。
 同原発の安全性にからむ説明に、東電は再循環系配管などを詳しく図示する工夫
をみせた。しかし経済産業省原子力安全・保安院の報告では専門用語が続出し、参加
者から「分かりにくい」と声が上がった。安全性への責任に、保安院が明確な立場を
示さないことも不評をかった。
 品田宏夫・刈羽村長は、今後も説明が必要かは「国の姿勢も評価に入る」と明言
している。
 桝本晃章・東電副社長は「4月の近い時期に報告したい」と、6号機の運転再開
に言及した。しかし「国の責任ある立場から説明が必要だ」とする自治体側が現状の
まま納得する見込みは薄い。

■ 原子力政策で識者から意見聴取 情報提供者:林勉 Date:2003/04/02
(Wed)

030331_電気_自民エネルギー関係合同会議、原子力政策で識者から意見聴取 (3
月31日付)  
 自民党の電源立地等推進調査会、原子燃料サイクル特別委員会、エネルギー政
策小委員会・電力政策分科会の合同会議が28日開かれ、中村政雄・元読売新聞論説
委員、田中豊蔵・元朝日新聞論説主幹から原子力政策に関する意見を聞いた。このな
かで中村氏は電力自由化と原子力の推進について「新規参入者を含め、あらゆる供給
主体がバックエンドコストを平等に負担することがひとつの手法」と提言。田中氏は
「原子力のような自前のエネルギーを持つ意義を政治主導で伝える必要がある」と指
摘した。