Subject: Fw: Fw: EEE会議(Re:日本の原子力開発の進め方について)
Date: Fri, 25 Apr 2003 22:41:44 +0900
From: "Tsutomu Hayashi" <hayashi-tsutomu@mwe.biglobe.ne.jp>
To: エネルギー問題に 発言する会会員 <member@engy-sqr.com>

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----- Original Message -----
From: "Saigo Masao" <saigo@jaif.or.jp>
To: "Tsutomu Hayashi" <hayashi-tsutomu@mwe.biglobe.ne.jp>
Sent: Friday, April 25, 2003 3:28 PM
Subject: Re: Fw: EEE会議(Re:日本の原子力開発の進め方について)


> (匿名希望)
>
> 牧英夫様および豊田正敏様のご意見を読ませて戴いた時に、
>
> どうして、革新炉の候補に高温ガス炉の名前が出てこないのか不思議
>
> に感じます。確かに、高温ガス炉は、第4世代炉でなく、第3+世代炉と
>
> 言われているために、真近の炉(南アが来年には着工に入る状況にある)
>
> であるがために取り入れていないのか、それとも日本の原子力発電の
>
> 路線が、軽水炉−高速炉路線であるために、範疇に入っていないのか?
>
>
> 現在、中小型モジュール高温ガス炉については、次のような特長を持っている
>
> ために、高速炉に軽水炉から引き継がれるまでの間の原子力発電に、
>
> および海外を視野に入れた場合に(日本としては、アジア等の途上国向け
>
> の原子力発電を開発すべきであると考えています)大いに推進すべきであると
>
> 考えます。
>
> 軽水炉が現在のように成熟するまでに、多くの研究開発をなされている
>
> のですから高温ガス炉についても、秘めている特長を開花させるために、
>
> 国の支援を受けて民間と一体になって、実用に向けた多くの研究開発を
>
> 推進すべきと考えます。
>
> 特に、高温ガス炉には、発電以外に水素製造向けなどの熱利用にも期待がある
>
> のですから、国の原子力政策の中に位置付けるべきではないかと思いますが
>
> 如何でしょうか?
>
> [中小型モジュール高温ガス炉の特長]
>
> @ 優れた固有の安全性、ガスタービンの直結により得られるシステムの
>
>  大幅な簡素化、高い熱効率により、小型であっても大型炉に匹敵する
>
>  優れた経済性を達成できる。
>
> A 原子炉・発電モジュールを順次増設することにより、需要の伸びに柔軟に
>
>  対応でき、投資負担、投資リスクを大幅に低減できる。
>
> B 安心感をもって社会に受け入れられるような優れた固有の安全性をもつ。
>
> C 高温熱の供給によって炭酸ガスの排出のない、水からの水素製造が可能であ
> る。
>
> D 我国におけるHTTR建設・運転経験、海外における実績などにより、技術基盤
>
>  が確立されており、現実性が高い。
>
>
> 日本原子力産業会議
> 西郷 正雄