Subject: EEE会議( 多価値化の世紀と原子力)
Date: Thu, 1 May 2003 22:02:08 +0900
From: "kkaneko" <kkaneko@eagle.ocn.ne.jp>

各位殿

米国のアイゼンハワー大統領の歴史的な「Atoms for Peace」演説(1953年 12月 8
日)から丸50年目の今年、原子力と社会の関係を見直そうという
機運が国際的に盛り上がっております。 小生が4月初め出席した米国カリフォルニ
ア州のリバーモアで開催された国際会議「50年目の”原子力平和利用、その挑戦と
機会」もその1つです。 日本でも、これから年末にかけて日本原子力学会やいくつ
かのNGOグループ(当EEE会議を含む)が同様な会議を企画しているようです
が、別途、東京工業大学では昨年秋以来「多価値化の世紀と原子力」をライトモチー
フに、一連の学術フォーラムを開催し、社会的な反響を呼んでいます。 

このフォーラムの主宰者である同大学の澤田哲生氏が、月刊エネルギー誌5月号に、
「多価値化の世紀と原子力:−新世界秩序のなかで原子力平和利用は生き残れるか
−」と題する一文を発表されました。 なかなかの力作であるので、同誌の山名編集
長のご了解を得て、ここに添付ファイル(PDF)でご披露いたします。 これに対する
皆様のコメントを歓迎します。
金子熊夫

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> 月刊エネルギー誌5月号に、「多価値化の世紀と原子力−新世界秩序のなかで原子

> 平和利用は生き残れるか−」と題する一文を寄稿いたしました。
> これは、東工大を基点に開催しております学術フォーラム『多価値化の世紀と原子
力』
> のコンセプトとこれまでの経緯などを紹介し、表題とくに副題に関して問題提起を
行っ
> ております。
>  内容項目は:
>  −多価値化とは?
>  −冷戦終結と原子力
>     冷戦後の再秩序化
>     新しい安全保障、原子力そして『個』
>  −価値の模索
>  −むすび
> となっております。

> “Atoms for Peace”演説から半世紀がたち、国連始めとするシステムにも変容が

> られかねない国際情勢も昨今目立ちます。そのようななかで、日本はこのままやっ

> いけるのかというのが基本的な疑問であります。そうであればそれにこしたことは

> いのではありますが。
> ご批判いただければ幸いに存じます。 尚、この一文は、本年3月28日に日本原

>力学会年会において口頭発表しました同 タイトルの予稿をベースにしております。
>
> 東工大
> 澤田哲生