EEE会議(中国の原子力情報:秦山第3原発2号機が稼動)
2003/6/19

各位

秦山第3原発2号機が稼動 7月商業運転の予定
 (日刊中国通信、2003年6月16日)
 
[杭州6月12日発新華社=中国通信] 浙江省海塩で建設中の中国初の商業用重水炉原
発、秦
山第3原発の2号機が計画より91日早く、12日、送電網に接続され、発電に成功した。
 中国核工業集団公司副社長で秦山第3原発有限公司会長兼社長の康日新氏は「2号
機の
稼動は中国の原発建設史上、重要な里程標であり、中国カナダ両国政府の原子力平和
利用
での友好協力の証でもある」と強調した。
 また「2基の発電機の順調な完成、稼動は原発の設計、建設、テスト、寒露が成功
し、
施工、整備据え付け、テスト、稼動準備などの自主化を基本的に実現し、工事管理面
を国
際化するとともにプログラム化、情報化も実現したことを示している」と述べた。
 秦山第3原発は中国の重点プロジェクトで、中国カナダ両国政府、最大の事業。発
電設
備容量は2基、729メガkWで、設計寿命40年。1998年6月8日着工し、1号機が
昨年
12月31日に商業運転を始め、同日午後零時までに計25億2000万kWhを発電した。
 現在の施工速度でいけば、2号機は7月に予定を繰り上げてふる出力の商業運転に

る。2基の発電機が商業運転に入ると、年間の発電量は100億kWhに達し、華東
地区
の電力不足を有効に緩和できる。


(注)この情報の提供者:  小原氏(JNC)