EEE会議(Re:核燃料サイクル論争:古川氏→永崎氏)..........................................................2003.8.6
 
標記件名の古川和男氏のメール(8/4)に対する永崎隆雄氏のコメント(8/5)に対し、再び古川氏から次のような反論をいただきました。ご参考まで。
なお、この機会に一言お断りしておきますが、EEE会議のメールは、原則として総てそのまま(無修正で)配信させて頂いておりますが、場合によって小生が必要と判断するときには例外的に、最小限度の微調整をさせていただくことがあります。お互いに信頼し合って気持ちよく議論するための環境作りという観点からで、他意は全くありません。常に「厳正中立」がモットーです。なお、本日のメールには一切手を加えておりません。右念のため。--KK
 
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永崎殿
 小生の提言が4日15時半に発信された後、一晩過ぎた早朝8時に「回答」なさった
ようですが、やはり提言を余りよく読みとっておられないようです。殆んどすべてすれ
違い問答です。 会の皆様に「回答」などと思わせましたら申訳ないので、取り合えず
コメントいたしますが、なるべくまず個人的に予備問答をしてから公開しませんと、不
必要に他人を惑わし無責任と思います。(豊田氏が「もう問答したくない」と言われた
理由が、一層理解できます。)

 時間が取れず、簡潔なコメントになりますが、不十分とお考えでしたら、何時かお会
いして内容を高め、皆様に報告いたしませんか?
 私は「第3者」として提言したのであって、余り直接的に貴殿方の意見に発言したも
のでは有りません。その点がまず錯覚され、ご自分の主張に捕われているようです。迷
惑です。敢えて申させていただくと、一度「第3者」になって見て頂きたい。無理で
しょうが。 いづれにしても、自分の思い込みからのみ物を言っているようです。
 私もそのような本性が強いので、そう思うのもあるのかもしれませんが。

 一つだけ、例示しやすいものとして、貴殿の2項回答を取上げますと、私は米国など
云っていない。無関係! 貴殿は再処理辺りが一番の専門なのではありませんか? い
づれにしても、なぜ最少限「調査役」として「FREGATE」を調べてからものを云
わないのですか? 私の本には簡潔に説明してありますが、確かに公開は無いに等しく
シュロウトならば知らないで不思議は有りません。 しかし、本当の技術と言うものは
公開しない(出来ない、若しくはしても判らない)ものです。だから、技術開発の将来
予測などは、他人の解説ないし「報告書」(これは兎角ご都合主義なものです。昨今の
社会倫理感の低下した時代には、あまりに低劣なものが多い。)など読んで、それが
「正しい」と直ぐ思い込む人には出来るものではない。(其処が、豊田氏と貴殿らの差で
はないかと勘ぐります。出来ると「書いてあった」ら信じてしまうような??)
 私は20年以上、この関係者(仏・ソ連・チェコ)と直接付き合っての結論を提言して
いるのです。 技術は人間にくっついているものです。 前に、EEEで一言書いたこ
とが有りますが、それを忘れているのが、少なくもこの十何年かの不祥事のほとんどの
根底にある「欠陥」でしょう。  
 脱線しすぎた様です。 いずれにしても、お会いして問題を煮詰め直すのは有意義か
もしれません。上記の認識からも。
                                                  古川 和男
トリウム熔融塩国際研究所
255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1029−5
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E-mail: QYT00127@nifty.ne.jp