EEE会議(米国エネルギー省次期25年の政策プラン)...........................................2003.8.20


米国エネルギー省が8月6日にエネルギー省政策プラン案を出したようです。副題は
「先進科学・技術による国家、エネルギー及び経済安全保障の保護、並びに環境ク
リーン・アップの確保」。この政策プランは、エネルギー省の次期25年計画であり、
今日の必要を満たし、将来の挑戦に対する革新的な解決策を提供するもの。本プラン
案のパブリック・コメントを要請し(9月8日締め切り)、2005年度予算編成時期の9月
末まで取りまとめる計画であるということです。

本件計画の概要は別添ファイルのとおりですが、核燃料サイクル関係の部分は以下の
通りです。ご参考まで。
なお、この情報の提供者は、永崎隆雄氏(日本原子力産業会議調査役)で、概要も同
氏が作成したものです。
--KK

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@ 先進核燃料サイクル
 DOEは、米国のエネルギー供給の多様性を保証するために先進的原子力エネル
ギー技術の開発、並びに再生エネルギー技術の開発にコミットしている。

 政策:先進的核技術における国際的リーダーシップを取る
 
 中期目標:2020年までに、第4世代(G IV)原子力発電所建設を産業が決断で
きる技術を開発


A 核廃棄物
.将来処分の必要な使用済核燃料総量を大幅に減少させる将来の廃棄物管理代替
法を促進すべく、先進技術選択枝に関する国際的な長期研究計画をリードする。

 ・市場力: 先進核燃料技術の展開はコストによるところが大きい。
 ・不拡散政策:先進核燃料技術の配備は、核燃料処理を認める政策転換に依拠

 コメント:米国は使用済み燃料の直接処分は環境負荷を低減させるための改善
が必要と見ている。
      この低減処理は再処理と入ってはいないが、まさに再処理そのもの
である。