EEE会議(Re:電気料金の国際比較:日本とイタリア)..................................................2003.8.24


電気料金問題に関し、さらに次のようなメールを、匿名希望氏からいただきまし
た。--KK

******************************************

詳細は、専門の経済学者による分析があると思いますが、
海外の電力会社の状況については、以下のページが参考になると思います。
http://www.jepic.or.jp/overseas/stance/italy.html

イタリア、フランス等は、国有企業が担っており、日本のように民間主体で設備
形成してきた国の方が例外のようです。実際、今回の停電でも明らかなように、
電力事業というのは極めて公共性が高く、民間でやる方が不自然だと思います。
また国有企業主体の国の方が、電気代が安い点に注意が必要だと思います。

電力会社の支出で、借入金の利払いが大きな比率を占めていたと思いますが、
税金や財政資金で設備形成しておれば、これが表に出てこないのではないで
しょうか? また税金支払いの点でも有利であるはずです。
電線地中化なども、国有企業であれば、はるかに進んでいたと思われます。

また電力会社の時価総額は、日本の代表的製造業に比べても低く、電気代が
競争力を阻害しているのか疑問ですし、買収の危険性があると思います。
http://biz.yahoo.co.jp/ranking/marketcap/day/all.html

電力会社は現在、自由化拡大に向けて、リストラ、借入金の返済をすすめており、
その上、再処理コストを負担するとなると、破綻の危険があるのではないでしょうか


     匿名希望