EEE会議(余興: 「1000の風」)........................................................2003.8.28


今朝(8/28) の朝日新聞の「天声人語」で紹介されている「1000の風」という詩
に関心のある方々に、その全文(日本語訳)をお贈りします。100年以上も昔から
欧米で語り継がれてきた有名な詩のようです。英語の原詩や由来をご存知の方、ま
た、曲もついているようですが、それについてもご存知の方は教えてくださいません
か。
--KK

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1000の風   あとに残された人へ


私の墓石の前に立って
  涙を流さないでください。
私はそこにいません。
  眠ってなんかいません。

1000の風になって
  吹き抜けていまいす。
私はダイヤモンドのように
  雪の上で輝いています。
私は陽の光になって
  熟した穀物にふりそそいでいます。
秋には
  やさしい雨になります。

朝の静けさのなかで
  あなたが目ざめるとき
私はすばやい流れとなって
  駆けあがり
鳥たちを
  空でくるくる舞わせています。
夜には星になり、
  私は、そっと光っています。

どうか、その墓石の前で
  泣かないでください。
私はそこにいません。
  私は死んでいないのです。