EEE会議(Re: エネルギー基本計画案に対するコメント:越前正浩氏).............................2003.8.28


さらに次の通り、ご参考まで。 --KK

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氏名: 越前 正浩

NUMO(原子力発電環境整備機構)
立地広報部 広報グループ
E-mail:mechizen@numo.or.jp

4.意見の概要

 わかりやすい言葉と論理で日本にとって一番良い
 エネルギー選択の姿・形を明快に示してほしい。
 原案は総花的であったり細かすぎたりでバランスが悪い。
 特に、自給率をどれだけ改善するかはっきり示すべきだ。

5.意見及び理由(本文)

(1)計画期間におけるエネルギー自給率(含.原子力)の
  目標値並びに、これに対する国民の協力義務を明確に
  記載すべきだ。
  (理由)
  目標値や遵守義務のない計画は、単なる「お経」にしか
  ならない。

(2)日本が目指すエネルギー供給の最適ポートフォリオを
  下記の側面について定量的に幅をもって示すべきだ。
  −エネルギー源(例.石油、石炭、原子力、水力、新エネ等)
  −ネットワーク供給型と独立分散型
  (理由)「エネルギーの多様化」ということばはあいまいすぎ
  る。政策立案者のイメージを明確にしないと誠実な計画とは
  言えない。
  
(3)持続可能なエネルギー需給構造を目指すことを明確に
  言い切るべきだ。
  (理由)「大量輸入/大量消費」をあらためなければならない
  ことが明確になっていない。

(4)簡潔・的確・明晰なわかりやすい日本語に書き直していた
  だきたい。
  (理由)エネルギー専門家なら意味を汲むことが可能だろうが、
  これだけ圧縮して専門用語も多い文章は、一般人には到底
  真意がはかれないであろう。
  文章の論理や内容も一貫性や整合性にかけていて非常に
  読みにくい。

以上