EEE会議(Re: 余談:自衛隊のイラク派遣:英紙の反応).....................................2003.8.29


標記の英国Times紙の社説に関する、ある会員(匿名希望氏)のコメントに対し、別
の会員「Aquila」氏から次のようなメールをいただきました。ご参考まで。 

これは、エネルギーや原子力問題には直接関係ありませんが、現下の日本にとっては
重要テーマであると思いますので、できればもう少し議論を続けていただきたいと思
います。 実は小生自身、1960年代後半、ベトナム戦争の最盛期にサイゴン(現
ホーチミン市)の大使館に派遣され、2年間余死と隣り合わせの生活をし、とくに1
968年1〜2月のテト攻勢中は出張先のフエで約10日間ベトコンと米軍の激戦に
巻き込まれ、まさに危機一髪、すんでの所で「戦後殉職日本外交官第1号」になりか
けた、という異常な経験をしました(この体験記は、目下「ベトナム協会会報」に連
載中)。当時は20台の終わりで、今の自衛隊員とほぼ同じ年頃でしたが、あの時も
し死んでいたら、まさに「犬死」だったと思います。当時は人事院は海外勤務中の公
務員に対する「戦地手当て」などという考えはなく、国による死後の特別補償もな
く、仮にあったとしても「雀の涙」程度だったでしょう。小生の数年後にベトナム勤
務になった同期の外交官もサイゴン陥落(1975年)の日に身一つで脱出し、ひどい目
に遭いましたが、結局大した補償は国からは出ませんでした。その後国家公務員の危
険地手当ては大分改善されたようですが、ここまで厚遇されているとは知りませんで
した。まあ、時代が変わったというか、日本はやはり「平和国家」なんだなあという
か、複雑な感じです。以上、蛇足ながら、ご参考まで。 --KK

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Time紙の記事に関し、批判がありましたが、われわれ日本人の「物事を決められない

格」に対する態度は、否定できないと思います。

Moscowの劇場のChechenゲリラ占拠に対して取ったPutin大統領の有毒gas注入による
強行
救済は、正しかったでしょうか?Chechen「殉教者未亡人」を含む玉砕部隊に対し、
Putinの取った対策は、日本の首相にはできないし、日本でやったら、マスコミの批
判も
凄かったろうと思います。自衛隊員は、イラク「出張」で一日3万円の「戦地手当
て」が
出るそうですが、軍人になる以上戦死は覚悟の上ではないでしょうか?戦死なさった
方の
遺族には保障(補償?--KK)すべきですが、無事帰った戦士に、ココまで払う必要は無

のではないでしょうか?首相や原子力委員の年俸が高いのは、辛い決断をし、責任を
取るための保障(補償?--KK)です。日本では、年俸だけ高くて、責任を取らない
(取れ
ない?)お偉方が多すぎると思います。

北朝鮮の拉致問題は、卑劣極まりないと思いますが、被害者ご家族に「申し訳ない
が、
核問題の方が、全世界に影響が大きいので、これを片付けてから、拉致問題に取り組

たい。必ずやります。やらせてください。」と言ったら、小泉は人情の無い男だ、と

難されるでしょうか?

  Aquila