EEE会議(北朝鮮の新型弾道ミサイルの開発・配備)............................................2003.9.9


今朝舞い込んできたあるメルマガに、このような最新情報が出ていました。ご参考ま
で。 ただし、我が国のミサイル防衛(MD)システム導入問題については、政府部
内にもいろいろな意見があり、まだ議論の余地があると思います。ご参考まで。
--KK
*******************************************

 北朝鮮は9月9日、建国55周年を迎えるが、韓国の朝鮮日報が9月8日伝
えたところによると、北朝鮮が昨年、推定射程距離3000―4000キロの
新型弾道ミサイルの開発を事実上完了し、近く実戦配備する可能性があること
を報じた。

 最大推定射程距離が4000キロということは、日本の沖縄はもちろんのこ
とグアムまでも射程内に収めることができる。開発中とされるテポドン2号(
射程4000―6000キロ)とは異なる新しい弾道ミサイルとされるが、発
射実験が行われた形跡は今のところない。

 北朝鮮は、北朝鮮核を討議する6カ国協議などを通じて、体制保証=米朝不
可侵条約の締結が核放棄の前提と繰り返しており、新型ミサイルを開発してい
たとしても驚くには当たらない。むしろ、こういった路線は、米国、日本、韓
国の反発を招き、北朝鮮は「信頼できず」の大合唱を強化させるだけだ。

 防衛庁は8月29日、2004年度予算の概算要求を発表し、その中で、北
朝鮮の弾道ミサイルに対処するため、ミサイル防衛(MD)システム導入の初
期費用1423億円を、例年の防衛予算に上乗せする形で盛り込んだ。戦略バ
ランスを崩そうとする勢力がいる以上、それに対抗する動きが出るのは当然の
ことだ。

 「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持
しようと決意」してはいるものの、「信頼できない」手合いと、主権国家とし
て断固対峙していくためにはそれなりの覚悟がいる。(了)