EEE会議(Re:核燃料サイクル政策論争:再処理、プルサーマルの経済性など: 古川和男氏の意見)...........2003.9.26


標記メールに関連して、古川和男氏(トリウム熔融塩国際フォーラム代表)から
次のようなメールをいただきました。 ご参考まで。

なお、このメールにおける古川氏のご提案は、原子力委員会(または委員長)に
対し一種の「公開質問状」を提出したらどうかというような意味かと思いますが、
このご提案自体について(かかる質問状を出すことの是非、また、もし出すとす
れば、どのような質問事項や、質問形式によるべきか等についても)ご意見の
ある方は積極的に開陳してください。「小生限り」(配信不可)のメールでも結構
です。
--KK

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豊田・永崎両氏の真摯なご努力に敬意を表します。しかしEEE会議代表が心配
されているように、両氏のみ間では不健全で、段々不毛です。人身攻撃も入って
きて。
私は再処理工場を見たこともない位で適役ではありませんが、論議の新しい展開
の「糸口」となればと、少しコメントいたします:

(1)これらはまず「原子力委員長」の詳細な公式見解を一度(再)確認するべき
問題です、全て。しかし、研究会でも「彼を呼ぶのはーーー」みたいでした。「言
わせても、何も生れない??」でしょうが、それでは済まされません。永崎氏は弁
護していますし。

(2)問題を数件にしぼって、「委員会」に責任ある署名入りの「調査報告書」を
出して貰うべきです。もし、過去に有るならばその再確認になるのかも知れません
が、あってなきが如しだから論争されているわけです。
   [私の関心ある「革新炉」調査などは、最も単純な命題なのに評価できると 
   いった人を知りません。最低です。 永崎氏は例外らしいですが、その他は
   関係者の自画自賛であっても、彼らは価値を人前で嘯けるでしょうか?]

(3)兎に角、国民のため(世界のため)論議が正当に積み上げられるようにする
義務が、EEE会議にあると思います。
 国民が、責任ある言動をする組織だと認知し得るNGOが、結果的に無いの
が社会の悲劇です。前提としての内部での充分な論議を行うのにも、少なくも「原
子力委員会」くらいは、「逃がさない」ようにすべきではないでしょうか?まず。

(4)本会議の名で、数件の主要問題に対する「原子力委員会」の「責任ある回答
要求」を提案いたしませんか? 無期限ではなく、一部は条件付であってかまわな
いから「年内に、論議公表に耐える」ものを戴けますよう。
EEE会議代表は、適切な世話人を人選なされると考えます。ご考慮を!
折角のこれだけの論争努力を無にしないために。
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(付記)これは蛇足になるでしょうが、国民の一番知りたいのは、「再処理工場は
動くのか、本当に? リスクは?」に関する情報公開だと思います。次に、これも
本音の「もんじゅ」の日程表はどうなるのか、の公式判断です。予定がくづれた時
の最悪シナリオ悪影響も開示すべきです。
 これは、小生にも絡み、同意は少ないでしょうが、今回も不完全な形で言及され
ている「トリウム問題」を原子力委員会はどう考えているか、返答を求めて頂きた
い.小さな問題ではないはずです。また、原子力委員長たちも「皆が話題に始めた
ならば、考える」と明言している案件です。
  未熟な論議ですが、ご参考までに。


                                        古川 和男
トリウム熔融塩国際フォーラム
255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1029−5
Tel/Fax:0463−61−3088
E-mail: QYT00127@nifty.ne.jp