EEE会議(Re:核燃料サイクル政策論争:再処理、プルサーマルの経済性など: 古川和男氏の意見について).......................2003.9.27

標記件名の古川和男氏のメール(9/26)ーー原子力委員会に「公開質問状」を出し
て一連の問題点に関する同委員会の意見を質してはどうかというご提案ーーに対し
て、早速永崎隆雄氏から次のようなメールをいただきました。 ご参考まで。
--KK
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古川氏の提案ですが、前回(8/26)、遠藤原子力委員長代理のご講演もありました
ので、原子力委員長に直接ご意見を伺うのはまだ早いと思います。

今回の核燃料サイクル論争で豊田様は電力の経営を懸念されています。

私が幾ら核燃料サイクルは高くないといっても、豊田様や山地氏がいや高いと言
っても、結局は電力の経営の問題ですので、電事連や原燃産業から本当の正式の
意見をお聞きになるのが良いと思います。

原子力委員会を傍聴して感じる事は実施主体の電力や原燃が核燃料サイクルをや
りますと発言している事です。

先日の原子力委員会総合企画委員会でY先生が再処理開始前のプルトニウム利用
計画提出を決めた原子力委員会決定が問題有りと言う未来研究会の意見を提議し
ましたが、電事連と原燃からこれで問題ないとの発言がありました。
何といっても当事者です。そこに働いている人の安全性に対する意見です。

なお、当原子力産業会議植松顧問の所にフランス原子力庁CEAより“MIT−Report
へのコメント”が送られてきてきました。

内容的には原子力委員会が8月に出した「核燃料サイクルについて」に類似してい
ますが、大規模再処理工業国から、未再処理国米国にフランスの経験と最新情報
で反論しています。

後ほど要約を皆様に送ります。

革新炉は竹内先生がご担当と聞いていますのでお聞きになると良いと思います。

   永崎