EEE会議(六ヶ所村工場の再処理コスト:電事連発表)...............................................03.11.29


六ヶ所村再処理工場での再処理のコスト(試算)が、昨日電気事業連合会から公表さ
れたという新聞情報を青森在住の知人から提供していただきました。 末尾の「コメ
ントめいたこと」はその人のものです。 ご参考まで。
--KK

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再処理単価フランスと同等 青森・六ケ所核燃施設
 (河北新報青森県版、2003年11月28日)

 電気事業連合会は28日、青森県六ケ所村に建設中の再処理工場で原発の使用済み
核燃料を再処理する単価は1トン当たり1億6000万―1億9000万円でフラン
スの核燃料会社(1億8300万円)と同等との試算をまとめ、総合資源エネルギー
調査会(経済産業相の諮問機関)の小委員会に報告した。

 試算は、再処理工場で2005年度から42年間で3万2000トンの使用済み核
燃料を再処理すると想定し、この間の操業費を9兆500億円として単価を推定し
た。

 単純平均すると1トン当たり2億8300万円だが、減価償却が進んだフランスの
再処理工場と比較するため、税制の違いなどを考慮した上で、六ケ所村工場の減価償
却がほぼ終わっている20―24年度の5年間の平均で単価を算出した。

 電事連は次回の小委員会で、これまでに試算を公表した再処理関連コストが安全規
制の変更などにより受ける影響額や、原発の発電コストの試算を公表する見通し。

(コメントめいたこと)
 「減価償却が進んだフランスの再処理工場と比較するため、六ヶ所工場の減価償却
がほぼ終わっている・・・」とうところがミソですね。