EEE会議(最新情報:5年半ぶりに原子力白書が発行).................................................031208


すでにご存知かと思いますが、次の最新情報を、ご参考までに。
5年半も発行されていなかったとは、正直、気が付きませんでした。
--KK
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原子力白書5年半ぶり発行 事故、不祥事で遅れ
 (共同通信、2003年12月7日)

 政府の原子力政策を決める原子力委員会(委員長・藤家洋一東京工業大名誉教授)
は今月中旬、5年半ぶりに「原子力白書」を発行する。空白が続いた理由について同
委員会事務局は「事故、不祥事への対応で忙しかった」と釈明、今後は毎年出したい
としている。
 白書は原子力利用の現状を一般向けに紹介するのが狙いで、1957年以来ほぼ毎
年発行。98年版を同年6月に出した後、途切れていた。「1、2年の空白はあった
が、これほど長いのは初めて」(同事務局)という。
 この間、99年9月に茨城県東海村で臨界事故が発生し、昨年夏は東京電力の原発
トラブル隠しが発覚。今年1月には高速増殖炉原型炉もんじゅの設置許可無効判決が
出るなど、原子力政策の土台を揺るがす出来事が相次いだ。
 2001年の省庁再編によって同委員会は総理府から内閣府に移管され、作成作業
に当たる事務局が科学技術庁(現文部科学省)から内閣府に移ったことも空白の一因
という。
 今回の白書は03年版で、閣議に報告後、公表される見通し。関係者によると、白
書のキーワードは「信頼回復」。前回の98年版も動力炉・核燃料開発事業団(現核
燃料サイクル開発機構)の不祥事を受け、同じキーワードだった。

(提供:熱田利明氏)