EEE会議(劣化ウラン弾について:防衛庁長官談)......................................................031214


米軍による劣化ウラン弾使用がかねてより問題視されていることは衆知の
とおりですが、自衛隊のイラク派遣に関連して、この問題が一部で取上げら
ているようです。12月12日の閣議後の記者会見で石破防衛庁長官は、
記者の質問に答えて次の通り述べております。(以下、防衛庁が発表した
記者会見概要)

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Q:サマワについてお伺いしたいのですが、サマワ周辺で劣化ウラン弾が使わ
れたということが一部の報道で伝えられていますが、この事実関係についてど
のように把握されていますか。
A:事実関係については、報道が行われていることは承知しております。劣化
ウラン弾に対する私どもの見解は従来から申し上げているとおりであり、報道
があることは承知しております。

Q:例えばアメリカ軍の方へ確認をする作業はあるのでしょうか。
A:アメリカ軍として、米国として劣化ウラン弾についての評価というものは、
既に公になっているものです。他方、私どもとして劣化ウラン弾というものに
ついてどのような立場をとっているかということも従前から国会で申し上げて
いるとおりでございます。特にアメリカ合衆国として、そのような立場を維持
しているということは報道以上のものはないと思っています。

Q:大臣の派遣隊員に関する安全確保義務との関係は生じないという認識で宜
しいですか。
A:そのことについては、常に私どもとして隊員の安全確保ついて、劣化ウラ
ン弾に限らず、全ての面において安全を確保しなければいけません。劣化ウラ
ン弾にポイントを絞るということではなく、あらゆる見地からの隊員の安全を
確保するということは常に政府として、私どもとして行うべきだということで
す。

Q:確認ですが、劣化ウラン弾の影響に対する備えというものは今の所必要無
いとお考えでしょうか。
A:個々具体的なことについて今お答えできる段階にはありません。

Q:劣化ウラン弾に対する防衛庁の見解を改めてお願いします。
A:劣化ウラン弾についてアメリカ合衆国としてそれが人体に対して影響があ
るとは評価していないということは承知しておりますが、きちんとしたお答え
をどのようにしてきたかについてはここに資料がありませんので、もし必要で
あれば担当者から従来の政府の立場を説明させます。

   
以上
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その後防衛庁がどのような説明を行なったか小生自身確認しておりませんが、
どうも石破長官の答弁振りは歯切れが悪いようです。 皆様の中で、この問題
に詳しい方がおられましたら、是非、劣化ウラン弾が実際にどの程度人体に
害があるのかについて、科学的に解説していただけませんか。政治的な面は
一応脇に置いておいて。 匿名でも結構です。
--KK