EEE会議(最新原子力情報).............................................................................................031214


最近の原子力関係情報(主として地方紙掲載)をいくつかとりまとめご参考まで。
(いずれも熱田利明氏ご提供)。
--KK

*****************************************

●美浜町長、原発増設判断「先送り」 電力需要見込めず 町会で表明
 (福井新聞ニュース、12月10日午前10時15分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=4591

 山口治太郎美浜町長は九日の定例町会で、二○○一年十二月に町議会で採択された
関西電力美浜発電所の増設請願、陳情に関し当面、増設の判断を先送りすることを表
明した。関電が山口町長に対し、電力需要の伸びが見込めない中で、新規の原発建設
構想を持つ状況にないと伝えたことを受けたもの。


●再処理工場の総点検年内完了困難
 (東奥日報、2003年12月11日)

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/1211/nto1211_9.html

 日本原燃は十日、六ケ所再処理工場における同社の品質保証体制に関する総点検計
画の修正版を経済産業省原子力安全・保安院に報告した。現行計画より書類点検や現
品点検の数を大幅に増やした。原燃は総点検作業を年内に終える予定だったが、点検
個所の増加で「すべての点検を年内に終えるのは厳しい」と、点検終了が一月以降に
ずれ込む見通しを示した。


●敦賀市長 もんじゅ改造前向き
 (読売新聞福井県版、2003年12月11日)

事前了解巡り  「より安全になる」
 核燃料サイクル開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市白木)の運転再開につ
ながる改造工事問題で、河瀬一治・同市長は十日、「より安全な施設になる改造工事
は、いいことだと思う」と述べ、工事実施に必要な事前了解に前向きな姿勢を示し
た。了解時期については触れなかった。


●国のITER資金負担は弾力的対応を
 (東奥日報、2003年12月11日)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/1211/nto1211_11.html

 国際熱核融合実験炉(ITER)の六ケ所村誘致を目指している自民党の核融合エネル
ギー推進議員連盟(会長・平沼赳夫元経産相)は十一日午前、都内のホテルで役員会
を開いた。誘致には国の資金負担が最大の焦点であり、議連は「資金負担に弾力的に
対応するなど、首相の主導の下、政府を挙げて誘致を実現すべきだ」と決議した。


●劣化ウラン弾:テーマの少年漫画に反響 単行本化決まる
 (毎日新聞、2003年12月12日)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031212k0000m040144000c.html

 米軍がアフガニスタンやイラクで使用したとされる劣化ウラン弾をテーマとし、週
刊少年マガジン(11月12日発売)に掲載された読み切り漫画「汚れた弾丸―劣化
ウラン弾に苦しむイラクの人々―」に読者からの反響が相次ぎ、出版元の講談社は来
月中旬に単行本化して発売することを決めた。「劣化ウラン弾の恐ろしさを初めて
知った」など電子メールなどで600件を超える感想が編集部に届いたという。漫画
が、アフガンやイラク問題への関心を呼び起こした。


●プルサーマル、詳細計画の策定見送り=原子力委に報告へ−電力業界
 (時事通信、2003年12月13日)

 電力会社の業界団体である電気事業連合会(会長・藤洋作関西電力社長)は12
日、原子力発電所でプルトニウム燃料を燃やす「プルサーマル計画」について、国の
原子力委員会(藤家洋一委員長)から求められていた各社の具体的な実施スケジュー
ルの策定を当面、見送ることを決めた。現行計画の「2010年までに16〜18
基」に向け、引き続き努力していくことを19日に開く社長会で確認、同委員会に伝
えるもようだ。