EEE会議(六ヶ所再処理工場:原燃の補修工事、年内終了は困難) ...........................................031217


六ヶ所村再処理工場の運転に関連し、使用済み核燃料受け入れ貯蔵施設の補修工事の
進捗状況に関する最新情報です。ご参考まで。
--KK
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原燃の補修工事、年内終了は困難
(東奥日報、2003年12月16日)


 日本原燃は十六日、二百九十一カ所の不良溶接が発覚した再処理工場使用済み核燃
料受け入れ貯蔵施設の補修工事について、計画通り年内に終了するのは困難になった
ことを明らかにした。

  http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/1216/nto1216_22.html

 八日に発生した同施設の火災で、発生直後から一週間にわたり補修工事の溶接作業
を見合わせたため。原燃は十一日、品質保証体制の総点検作業の年内完了は困難−と
の見通しを示しており、これで一月の着手を計画している同工場ウラン試験の延期は
確定的になった。

 原燃によると、八日の火災は補修作業に使う鋼鉄製足場の撤去作業中、粉じんが散
らないよう足場に固定した難燃性のポリエチレンシートに溶接作業の熱が伝わり、
シートが溶けて発煙したとみられる。シートと溶接個所の間は、近い場所で三センチ
しかなかったという。

 原燃は今後の溶接作業で難燃性シートを使わず、可能な限り不燃シートに切り替え
る方針。また同施設では十月三十日にも溶接作業中にシートを焼く火災が発生し、ど
ちらも元請けの日立製作所が溶接を請け負っていたことから、原燃として文書で同社
を厳重注意したことを明らかにした。


(提供: 熱田利明氏)