年頭のご挨拶  <謹賀新年>

EEE会議会員の
皆様

 
新年おめでとうございます。恙無くご越年のこととお慶び申し上げます。
下って小生もお陰さまで頗る元気で、家族と共に箱根山中の温泉に漬かり
ながら新年を迎えました。
 
昨年は、中越地震、スマトラ沖地震津波など、内外共に誠に多事多難な
一年でしたが、一陽来復、今年こそは是非とも明るい希望の持てる年に
なるよう祈らざるを得ません。
 
さて当EEE会議も発足以来足掛け4年。亀のような遅いペースながら
なんとか着実に前進を続けております。これもひとえに会員の皆様方の
温かいご支援の賜物であると深く感謝いたしております。
 
とくに昨年は、Eメール・ベースでの色々な議論や定例の講演・研究会
活動のほかに、政府による原子力利用長期計画策定作業の露払いとして、
6月に「我が国の核燃料サイクル政策に関する提言」を47名の有志会
員諸氏の連名で発表しました。また8月には、経団連会館の大ホールに
400名の出席者を得て、緊急シンポジウム「エネルギー国家戦略と原
子力:日本の選択」を開催ました。こうした活動が我が国のエネルギ
ー安全保障にいささかなりとも貢献するところがあったとすれば望外の
喜びであります。
 
今年も秋に原子力長計が決定されるタイミングに合わせて、色々な提言
活動を展開していきたいと考えております。当面は、提言活動の第2弾
として昨秋から議論を続けている「我が国の高速増殖炉開発に関する提
言」を早期に取り纏め、できれば1月中に出来るだけ多くの会員各位
ご賛同を得て公表したいと計画しております。その後も、いくつかの緊
急課題に関して、第3、第4弾の政策提言を行なっていく所存でありま
すので、よろしくご指導、ご協力をお願い申し上げます。
 
こうした提言活動のほかにも、若干の重要テーマ(たとえば、NPT体
制の見直し、日印原子力協力、日越原子力協力、日露エネルギー協力問
題等々)についても、特別の研究チームを編成して、調査研究を行い、
必要に応じて政策提言を纏めることも検討しております。追って具体的
計画をお知らせしますので、ご関心のあるものには是非積極的にご参加
いただきたいと存じます。
 
次に、EEE活動の基盤となるべきホームページにつきましては、小生
の技術的能力不足のために著しく停滞しており、心苦しく思っておりま
す。幸い昨年夏に思い切って光ファイバー(Bフレッツ)を導入しました
ので、パソコン環境は申し分ない状況です。近日中に助っ人の応援を得
て、HPも大幅にリニューアルする予定につき、ご期待下さい。
 
こんな具合に今年もEEE会議は着実に前進を続けるつもりであります
が、EEE会議が仲間内の議論の場に止まらず広く国内の各界、各層に
対してインパクトを持ちうるためには、かつ、特定の企業、団体の財政
援助無しに独自の運営を継続しうるためには、やはり会員の数を増やす
必要があります。これまでは「来る人を拒まず、去る人を追わず」主義
で殊さら会員数を増す努力はしませんでしたが、今年から新規会員獲得
キャンペーンを徐々に進めて行きたいと考えております。つきましては、
皆様のお近くにもし適当な方がおられましたら、是非ご入会を勧奨して
ください。2名以上の新規特別会員または7名以上の一般会員を獲得し
て下さった方々には謝礼として、来年度1年分の会費(特別会員用)を免
除させていただきます。詳細については随時メールでご照会下さい。
 
以上、2005年の年頭に当たり、一言ご挨拶申し上げました。何卒
倍旧のご支援、ご厚誼を賜りますようお願いいたします。
 
末筆ながら皆様の一層のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
敬白
 
2005年1月元旦
 
EEE会議代表
金子 熊夫 拝
 
 
 
 
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金子 熊夫
EEE会議代表(主宰者)
エネルギー戦略研究会会長
東京都世田谷区代沢2-31-24
Tel/Fax: 03-3421-0210
kkaneko@eeecom.jp
http://www.eeecom.jp/
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