050104 「経済性」についての柴山哲男氏の意見について: 木村正彦氏のコメント
 
引き続き木村正彦氏(特別会員、名古屋在住)からのメールを纏めてご披露します。
ご参考まで。--KK
 
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■「経済性」についての柴山哲男氏の意見(04/12/29)について: 
 
 
柴山氏の「経済性」についてのご意見に対し、若干のコメントを
したいと思います。

 経済性の議論は、直接的な経済性だけでなく、波及効果
といったはっきりとした関連性はないが、“風が吹けば
桶屋がもうかる”といったものの把握が重要であると思い
ます。

 高速増殖炉一つ取っても、関連技術の裾野は大変広いもの
であると考えます。これらの基礎技術を公開し、技術開発力
のない中小企業などへの技術貢献がなされれば、高速増殖炉
の技術的貢献度は一層増すものだと思います。

 経済性といった、狭い「費用−収益」だけの議論ではなく、
数的評価が非常に難しい波及効果まで正当に評価されれば、
より汎用性の高い経済性評価がなされるものと考えます。
 波及効果については、大変な調査・議論が要すると予想
されますが、その過程で浮かび上がって来た成果は大きな
ものであると思います。

 以上の点についての皆さんのご意見をいただきたいと
思います。

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■外交部、韓日条約締結の議事録公表へ(04/12/29)について:

 なぜ日本ばかりが矢面に立たせるのかその辺が
疑問です。これが、外交力の弱さの現れではない
のか。第三者として、大変疑問に思うことである。

 また、下工作の文書が今頃出てくることが甚だ
遺憾だと思います。他にも出てくる危険性は大いに
あります。このようなことが頻発すれば、外務省
には外交は任せられないという世論も強くなるもの
と考えます。

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■中国が核不拡散のための原子力輸出規制措置等を法制化(04/12/29)について:

 輸出規制をしても、なぜ輸入規制はないのか疑問に思います。
兵器を勝手に外国に売れない歯止めはかかりましたが、兵器を
買う歯止めはかかっていないのではないか。この記事を見て、
想うことです。
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■米国で日本漫画が大ブーム、とくに少女たちの間で(04/12/28)について:
 

 日本の文化が、異文化に受け入られた点で喜ばしいことです。
日本も捨てたものではないということです。いいものは万国共通
です。そういったものを少しでも創造できるように、今年も
頑張っていきたいと思います。

 そういった土壌づくりが、教育の面を含め、大変重要かと考え
ます。EEE会議もそういった議論をなされるべきかと存じます。

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■国防はすべてに優先、環境破壊もお構いなし:ペンタンゴンの天下(04/12/28)について:
 

 

 昨年来のアメリカの暴走は、少し目に余るものがありませんか?
テロ絶滅に名を借りたイラク侵略行為は、我が国自衛隊を巻き込み、
どうかと思います。その一翼を我が国が担っていくことは賛否両論
があると考えます。

 まずは、イラクの国民の生活安定を最重点課題であると思います。
そのためには、まず何をしたらいいかの議論が先で、兵力投入がまず
何よりも先行する事態はどうかと考えます。その辺の議論がEEE
会議で活発になされることを希望します。


 本年もよろしくお願い申しあげます。