050124 ◆原燃・六ケ所再処理工場のウラン試験、せん断を開始
    (電気新聞  2005.1.24)

 青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で日本原燃が実施中のウラン試験は21日未明、模擬ウラン燃料集合体をせん断・溶解する作業に入った。同工場ではこれまでの通水作動試験、化学試験を通じて設備の稼動状況を確認してきたが、燃料集合体を実際に切断する試験は初めてで、今年7月までに約100体の集合体を切断。機器の動作確認と設定値の調整を行う。原燃によると、作業開始当初は通常の処理速度より4―5倍の時間をかけて切断面を確認するなど慎重に実施し、徐々に最大処理能力にまで引き上げて連続運転に問題がないかどうかを確かめる。