050205 沖ノ鳥島は「島」か「岩」か?


日中間で意見対立が表面化しているのは、東シナ海のガス開発や尖閣諸島問題だけではなく、沖ノ鳥島も問題化しております。日本はこれを日本領の島として管理しているのに対し、中国側は、日本領であることは認めつつも、これは「岩」であって国連海洋法条約で言う「島」ではない、従ってここを基点として200カイリ排他的経済水域(EEZ)を設定できないと主張しています。日本は、沖ノ鳥島があるおかげで、日本列島の全面積(38万平方km)より広い40万平方kmのEEZをもつことができ、その意味で、軍事戦略的にも、漁業・エネルギー面でも大変重要です。小生も20年近く前に自衛隊の飛行機で上空から見たことがありますが、日本列島の遥か南(東京から1,700km)の太平洋上で必死になって存在し続けている沖ノ鳥島の姿は頼もしくもまた痛ましい気がします(地球温暖化が進み海面が上昇すれば一番早く海没する)。もっと日本人はこの「島」の存在に関心を持つべきでしょう。最近ここに人間が住めるような施設(住居?)を作ろうという計画もあるようですが、果たして首尾よく行くかどうか。この機会にこの「島」について次のサイトでちょっと勉強してみて下さい。個人のサイトのようですが、珍しい写真などが沢山載っています。

http://homepage2.nifty.com/shot/okinotori.htm

沖ノ鳥島写真館
Okinotorishima island


ご参考まで。
--KK