050218  拙稿供覧: 「日露戦争と原子力」: 宅間正夫氏のコメント

今朝ご高覧に供しました拙稿(「日露戦争と原子力」)について早速複数の方々から
貴重なコメントをいただきました。感謝いたします。その中から、宅間正夫氏(日本
原子力産業会議副会長)からいただいたコメントを披露させていただきます。ご参考まで。
--KK
 
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ご論文拝読いたしました。歴史認識からの卓見と存じます。ありがとうございました。
恐らく日露戦争の戦勝体験が軍部の体質を作って、そのうちに「現実に目をそらした
精紳論」へと転落していって太平洋戦争の敗戦になったのでしょう。同じ事が原子力
にも言えそうです。「勝った組織に生まれた”傲慢と守旧”が事故と不祥事につな
がっていったことです。
 
日本が敗戦で打ちのめされ、あらたな国家理念のもとに立ちあがることができて、
新しい日本がつくられたとおもいますが、そうすると原子力も今の「破壊」段階を
経たからこそあらたな活力を得て立ちあがることが出来るのか、だとすれば今の原子
力の状況は「創造的破壊」とみられる、とおもっております。以上、先生のご論文か
ら考えさせられました。 原産 宅間

..................Original Message.............. 
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> EEE会議(Re: 拙稿供覧:「日露戦争と原子力」)
>
> 皆様
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> 最近こんな小文を書きました。思わせぶりな題名の割りに中身はあまりありま
> せんが、ご高覧いただければ光栄で、ご感想、コメントなどを賜ればなお幸い
> です。
> 近日某紙に掲載される予定です。ご参考まで。
>
> 金子熊夫拝
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