0503013  中国の高速増殖炉開発計画: 永崎隆雄氏の情報

昨日ご案内した原産主催の国際ワークショップ「燃料サイクル研究開発および高速増殖炉開発」(3/24開催)に関連して、永崎隆雄氏から次のような中国情報を提供していただきました。ご参考まで。
--KK

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原産主催のワークショップ「核燃料サイクル研究開発および高速炉開発」に中国の徐さん(中国原子能科学研究院 中国高速炉研究センター主任研究員)が来て中国の高速炉を講演いたしますが、その資料の中国の高速炉計画を別添につけます。

彼の論文によれば、原型炉から実証炉をいかに時間短縮するかが問題で実験炉と原型炉の基本構成をほとんど変えないことで短縮するといっております。

原型炉2020年完工から実証炉2025年完工まではわずか5年の期間しか取っていません。商業炉は2030〜2035年完工で2030年27GWくらいと書いています。

商業炉は一基100〜150万KW規模ですが、これは軽水炉のEPRやAPWRの熱交換器やタービン発電系を使うとすればこのようになることは当然だと思います。

これも開発費を如何に節約し、如何に早く導入するかから出てきていると思います。

FBRは2040年には112GW、2050年には352GWとなっています。

    原産 永崎 隆雄



----- Original Message -----
From: Kumao KANEKO
To: Undisclosed-Recipient:;
Sent: Saturday, March 12, 2005 2:36 PM
Subject: EEE会議 (原産主催国際ワークショップ「燃料サイクル研究開発および高速増殖炉開発」3/24のお知らせ)


皆様

下記のような国際ワークショップ(日本原子力産業会議主催。文部科学省からの委託)が開かれるようです。
詳細はPINE(Public Information for Nuclear Energy)のウェブサイトで。http://www.pinenet.jp/
申し込みは直接主催者へ。先着70名、無料。ご参考まで。
--KK