050409  「我が国の高速増殖炉開発に関する再提言案」(最終案 05/04/09) <重要>

 
かねてお伝えしておりますように、本年1月に公表されたEEE会議とエネルギー問題に発言する会の有志会員一同による「我が国の高速増殖炉開発に関する緊急提言」(05/1/19公表。全文はHPの「最新情報」に掲載)のフォローアップとして、新たに「我が国の高速増殖炉開発に関する再提言案」を取り纏める作業を進めてまいりました。この作業は1月末以来、FBR再提言作業部会(主要メンバーは下記の通り。主査は益田恭尚氏)が中心となって進められ、すでに第1次案を経て、第2次案を3月19日に全会員にお届けしました。この第2次案に対しては極めて多数の方々から有益なコメントや修正提案をいただき、これらをも勘案しつつ、作業部会においてさらに集中的な審議を行いました。その過程で、何人かの有志会員(特に豊田正敏、中神靖雄、益田恭尚氏等)による小規模の打ち合わせ会議等も随時開かれ、個々の論点の詰めを行ないました。
 
このような極めて精力的な作業と、とりわけ今回主査として困難な仕事をお引き受けいただいた益田氏の文字通り献身的なご尽力の結果、昨日をもって第3次案をとりまとめるに至りましたので、これを添付ファイルにより皆様のご高覧に供します。この機会に、益田氏をはじめ、終始積極的に作業に参加し、本提言案のとりまとめに貢献された方々に対して、心からの敬意と謝意を表するものであります。小生としましては、これまでの作業状況等に鑑み、この第3次案をもって最終案といたしたいと考えます。
 
この第3次案の性格について一言補足的なご説明を申し上げますと、同案の「はじめに:再提言に至った理由」で述べられておりますように、これは昨年6月公表の第1回提言及び本年1月公表の第2回提言を踏まえた提言であり、当然その延長線上にあるわけですが、さらに、本年1〜2月に行なわれた原子力委員会・新原子力長期計画策定会議におけるFBR開発に関する議論のとりまとめ(「高速増殖炉サイクル技術の研究開発のあり方について」)に対するコメントとして提出されるものであります。そのため論点はかなり絞られており、かつ記述ぶりも前2回の提言に比べ一層専門的になっております。従ってまた、本提言の提出先についても、主として、原子力委員会・長計策定会議はじめ国の関係官庁、関係機関のほか、電力業界その他民間企業・団体を想定しております。
 
つきましては、以上の諸点を十分お含みの上で、この第3次案(最終案)をご吟味いただきたく、これに賛同し署名できるとお考えの方々は、前回の場合と同様、下記フォーマットにより、4月15日(金)までにご回答いただきたいと存じます。その際、とくにコメントのある方は自由に記していただければ幸いです。皆様のコメントの中で適切なものは出来るだけ活用させていただきたいと思いますが、最終的な修文(微調整)については主査及び小生にすべてお任せいただきたいと存じます。公表のタイミングは4月20日(水)頃を予定しております。
 
なお、毎度お断りしておりますように、この提言は「EEE会議として」ではなく、あくまでも「EEE会議の有志会員一同として」公表するものであり、署名するかしないかは全く会員各位のご自由でありますので、お含み下さい。また、今回の提言は、前回と同様、当会議と姉妹関係にある「エネルギー問題に発言する会」との共同作業によるものであり、同会の会員諸氏にも配信し、賛同者になっていただくことにしておりますので、併せてご了知下さい。
 
また、政府機関、企業、団体等にご在職中の会員で、立場上賛同者にお名前を連ねることが難しい方々でも、本提言自体に賛同される場合は、その旨内々にお知らせ下されば幸いです。これはあくまでも当方の参考のためであって、お名前を公表することは絶対にいたしません。
 
以上、よろしくお願い申しあげます。
 
EEE会議代表
金子熊夫拝
 
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◇FBR再提言作業部会の主要メンバー(50音順、敬称略)
 
  天野牧男、池亀亮、小川博巳、奥出克洋、金子熊夫、神山弘章、斎藤修、柴山哲男、高島洋一、竹内哲夫、
    辻萬亀雄、豊田正敏、中神靖雄、林勉、笛木謙右、堀雅夫、益田恭尚(主査)、松永一郎、山崎吉秀、
  山名 康裕
 
             
(注)本件作業部会はEEE会議及びエネルギー問題に発言する会の会員であれば、どなたでも、いつからでも参加できる形になっております。上記のメンバーは最近比較的定期的に出席されている方々であり、この他にも時々出席される方々も若干名おられます。   
 
 
 
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以下をcopy & pasteして益田恭尚氏(takmasudajp@ybb.ne.jp)及び金子(kkaneko@eeecom.jp) 宛てに4月15日(金)までに送信して下さい。
該当する( )内に○を記入して下さい。
 
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1.私は「我が国の高速増殖炉開発に関する再提言」に賛同し、これに署名いたします。( )
 
芳名: 
ご所属・肩書(退職者は元職):
会員の種別:特別個人会員、特別法人会員、一般会員[該当するものを残し、他を削除して下さい]
Email address:
コメント(もしあれば簡単に):
 
 
 
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2.私は「我が国の高速増殖炉開発に関する再提言」に賛同しますが、立場上賛同者に名前を連ねることは差し控えます。( )
 
芳名:
ご所属・肩書(退職者は元職):
会員の種別:特別個人会員、特別法人会員、一般会員[該当するものを残し、他を削除して下さい]
Email address:
コメント(もしあれば簡単に):
 
 
 
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3.私は「我が国の高速増殖炉開発に関する再提言」に賛同しません。( )
 
芳名:
ご所属・肩書(退職者は元職):
会員の種別:特別個人会員、特別法人会員、一般会員[該当するものを残し、他を削除して下さい]
Email address:
コメント(もしあれば簡単に):
 
 
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<ご参考>
これまでに公表された政策提言等はすべてEEE会議のHP(http://www.eeecom.jp/)の「最新情報」のページに掲載されておりますが、原子力委員会のHPにも全文が次のとおり掲載されております。
第1回提言(2004/6/11): http://aec.jst.go.jp/jicst/NC/tyoki/sakutei_youbou/43.pdf 
第2回提言(2005/1/19): http://aec.jst.go.jp/jicst/NC/tyoki/sakutei_youbou/46.pdf