050416  横浜鶴見の東京電力火力発電所見学会の報告

 
昨日EEE会議の有志会員各位とご一緒に横浜鶴見の東京電力火力発電所を見学して来ました。前から話には聞いていましたが、まさに百聞は一見に如かず。世界最新鋭のACC (Advanced Combined Cycle改良型コンバインドサイクル)は、在来のガス火力発電所とは趣がすっかり違っていて、すごいものだと感心しました。当たり前のことながら、原子力発電所に比べると全体にゆったりしていて、雰囲気的にも気楽な感じでした。見学の最後に、高さ200メートルのツインタワー(集合排気塔)の頂上まで上り、川崎と横浜の臨海工業地帯を一望の下に眺めました。
 
ついでに、同火力発電所の真正面にあるJHFC(Japan Hydrogen Fuel Cell Demonstration Project(財)日本自動車研究所)をも訪問し、水素エネルギーによる燃料電池自動車に試乗させていただいたり、水素ステーション(水素を製造して、自動車に供給する施設)を見学したりしました。もちろん燃料電池自動車に乗ったのは今回が初体験でしたが、エンジン音が全く無く静かなのは当然として、想像以上にパワーがあるように感じられ、びっくりしました。ご参考までに、JHFCで取った写真(同行者の斉藤修氏が撮影)を少々ご披露します。
 
この見学会は、東電OBの竹内哲夫氏(前原子力委員)が特別にアレンジして下さったもので、同氏のご好意に改めて御礼を申し上げます。
 
なお、見学会に参加された方々の間から、このような施設見学会を是非時々企画してもらいたい、次は大洗・東海村へ行って原研の高温ガス炉(水素研究など)、JNCの「常陽」、再処理、地層処分研究などを見学させてもらったらどうかというご意見がありました。今後検討してみたいと考えております。皆様からもこの種の見学会について特にご希望やご提案があれば随時お聞かせください。
--KK