050518 中国の原子力：広東省で新たに３原発建設　同省総電力の１８％占める

（FujiSankei Business i. 2005/5/18）

　中国広東省で、２０２０年までに３つの原子力発電所が建設される。同省の原発は既存の２基と合わせて５基となり、同省の総電力量の１８％を原発でまかなうなど、原発の先進地域となる。投資総額は既存施設の改修費なども含め２４００億元（約３兆１２００億円）が見込まれており、日本企業も原発の国際入札に積極的に参加する方針だ。
　香港紙・文匯報によると、広東省で原発建設が予定されているのは陽江、汕尾、韶関の３市。陽江の完成時期は１１年で、総工費は８０億ドル（約８５６０億円）を予定。年間発電量は５２０億キロワット時。汕尾、韶関での建設時期は未定だが、それぞれ総工費は８０億ドル、６０億ドル（約６４２０億円）。年間発電量は５２０億キロワット時、３００億キロワット時。
　現在、同省では深セン市の大亜湾と大鵬で原発が稼働しており、年間総発電量は合わせて約２２０億キロワット時。３原発が完成すれば、原発の総発電量は現在の６倍に拡大、同省の全発電量に占める原発の割合は現在の９％から１８％になるという。
　中国では現在８基の原発が稼働中。２０年までに総工費５６００億元（約７兆２８００億円）を投じて２０基を新設し２８基にする予定で、広東省の原発数は省別で最多となる。
　中国政府は原発建設に国際入札を導入しており、日本企業も積極的に参加している。中川昭一経済産業相は３月、中国政府に、応札した日本企業を推奨する書簡を送るなど日本政府も活発な支援体制を敷いている。
　中国国土資源省によると、２０年の石油総需要量は４億トンに達し、輸入量も３億トンに迫る見通し。このため中国政府は「石油代替エネルギー開発戦略」を打ち出し、原発建設を推進している。

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　 Alstom press release, 16 May 2005
http://www.alstom.com/home/news/index.EN.php?languageId=EN&dir=/home/news/

This strengthens the Company’s position
in China’s nuclear conventional island
market

ALSTOM has won a contract worth more
than €80 million with Dongfang Electric
Group Corporation (DEC) for its part in
the supply of two 1000 MW Arabelle steam
turbine and generator packages for phase
II of construction at Ling Ao nuclear
power station, run by China Guangdong
Nuclear Power Corporation (CGNPC), in
Shenzhen, China.